UiPath　コマンドプロンプトでネットワークドライブ上のファイル操作

UiPathでファイル操作をする際に、マウスカーソルで実行するよりも、コマンドプロンプトで操作した方が、楽で確実なので好んで使用しているのですが、ネットワークドライブ上のファイルを操作する際に悩んだので備忘録です。

ローカルドライブ内のディレクトリならば「CD」コマンドで目的のディレクトリに移動すれば問題ないのですが、ネットワークドライブの場合は、「CD」コマンドでは移動できないので、以下のコマンドを使用します。

（コマンドプロンプト起動していること）

「文字を入力/type into」アクティビティに

"pushd \\ネットワークドライブパス　[k(enter)]"

を入力します。これでネットワークドライブ上のディレクトリにアクセスできます。

ファイルのコピーやリネーム、移動等目的の作業が終わった後は
「文字を入力/type into」アクティビティに

"popd[k(enter)]"

で元に戻ります。

◾️概要説明

コマンドプロンプトで、ネットワークドライブに移動しようとすると、「指定されたドライブが見つかりません」というエラーが表示されるのですが、回避方法としては、ネットワークドライブにドライブ文字を割り当てる必要があるようでした。

ただ、UiPathで使用するとなると、規模が拡大すれば、ゆくゆくは別端末から実行する事も想定されます。
その際に、わざわざ同一ドライブを割り当てないと実行できないのが不便そうなので、「pushd」コマンドで一時的にドライブを割り当て、作業が済んだら「popd」でドライブ割り当てを解除するという方法が便利だと思います。