UiPathの待機アクティビティを使うことが多いんだけど、何個も使っている場合、1個ずつ時間を修正するのが手間だよぉ。変数に時間を入力して一括で管理したりできないの?
OK、それじゃあ最初に待機アクティビティについて調べてみよう。
待機アクティビティでは、オートメーションの実行を指定した時間間隔 (hh:mm:ss の形式) だけ一時停止することができます。
https://docs.uipath.com/studio/lang-ja/docs/the-delay-activity
hh:mm:ssの形式って書いてあるから、やっぱり変数は使えないのかなぁ・・・
そこで、TimeSpan.Parseメソッドの出番だ!
TimeSpan.Parse メソッド
時間間隔の文字列形式を等価のTimeSpanに変換します。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/dotnet/api/system.timespan.parse?view=net-6.0
これを使うとどうなるの?
文字列として入力した時間をhh:mm:ssの形式に変換してくれます。
実際に例を見てみましょう。
代入アクティビティに調整用の変数を作成する
例では調整用の変数tyouseiを作成し、その値に20秒を設定しました。
待機アクティビティを10個使っているとして、テストの結果、20秒では短かったので30秒にしたいという場合にここの数値だけ変えれば全て変更できるようになります。
待機アクティビティの待機時間にTimeSpan.Parseメソッドを入力する
待機アクティビティの「待機期間」の欄に以下のように入力します。
TimeSpan.parse(tyousei)
これで文字列として入力した”00:00:20″を待機アクティビティで使える形式に変換してくれます。
tyouseiの変数の数値だけ変えれば全部の待機時間が変えられるんだね!
便利だねー。