飼い主の皆様、こんにちわ。
本日はペット用サプリ「アニマストラス」についてレビューしたいと思います。
うさぎをうっ滞(鬱滞)にさせたくない
うさぎを飼っている中で、病気やケガはもちろんですが、特にうっ滞に気をつけています。
うっ滞はうさぎの消化管の動きが止まってしまう事で、ガスが溜まったり、食欲不振になったり元気がなくなったり、最悪の場合は命を落としてしまう事もあるそうです。
(うっ滞等の症状の総称として、ウサギ消化器症候群(RGIS)と呼ぶそうです)
うちのうさぎさんも季節の変わり目や、換毛期にうっ滞になってしまう事があります。
元気がなくなり、食欲もなく、お腹が張って、腹痛を起こしてしまいます。
こうなると好きなリンゴや桃やキャベツですら食べれなくなってしまいます。
うっ滞になってしまった時は、Tタッチをしてみたり、お腹を温めたり、お灸(貼るタイプの火を使わないやつですよ)がいいと聞いては試してみたりしますが、そもそもうっ滞にしないのが一番です。
温度管理や、チモシーをたくさん食べさせるようにしたり、できることはしているつもりですが、なかなか予防ができませんでした。
アニマストラスを与えてから、うっ滞にならなくなった
これまでは軽い症状も含めると年に1〜3回はうっ滞になってしまう事があったのですが、アニマストラスを与えるようになってそろそろ1年経過しますが、まだ1度もうっ滞になっていません。
たった1年で判断できるの?と言われてしまえばそれまでですが、飼い主としては1年だろうが半年だろうが元気に過ごせているのはとても嬉しいことです。この時期ならいつもは体調悪いことあるけど、今年は元気だなぁといった感じです。(ペレットやチモシーはこれまでと同じものを与えております)
アニマストラスとは
アニマストラスとは、人間用に販売されている「ビオストラス」というハーブ酵母の栄養補助食品の動物版です。うさぎだけではなく、動物ならなんでも摂取できるそうです。
アニマストラス酵母は約60種類ものハーブエキスで育てられたハーブ酵母食品です。酵母は単細胞生物ですから適切な栄養バランスを持ち、体内に多くの酵素を蓄えています。酵母を2カ月間自然培養し、ビン詰めされたのがアニマストラスです。
引用元:日本ビーエフ株式会社
適切な栄養バランスのアニマストラスを毎日体内に入れるということは体内栄養バランスを正しく作り上げていくということです。毎日少しずつ栄養素を積み上げていくことで体内は正しい栄養バランスに作り上げられていきます。それは生物の根幹に働きかけることで、人間用、犬用、猫用、フェレット用と分別するようなものではありません。毛並みのため、食欲不振のため、血液のため・・・・、そんな枝葉的なものでもありません。毛並みが悪いのは根本的に、足りない栄養素があり体内バランスが悪い・・・、だから毛並みが悪いのです。
お腹の調子がわるいのは足りない栄養素があり体内バランスが悪い・・・、だからお腹の調子が悪いのです。毛並みをよくするためのサプリメントだけを与えたとしても、根本的な改善にはなりません。便を改善するサプリメントだけを与えても表向きの解決にしかならないのです。
低質なフードの影響が大きいこともあります。
アニマストラスは生き物の本質に働きかけます。
だからこそ、プロフェッショナルなブリーダーや馬主が愛用します。
だからこそ、余命数日を言いわたされた犬が本能のおもむくままに何とか口に入れようと必死になるのです。
購入しようと思った理由
いつも行っているペットショップにペレットを買いにいった時に、うさぎのソアホック対策として良いというポップを見て、ふーんそんなのあるんだぁー(半信半疑)程度でスルーしていました。
サプリって人間用もそうですが、長期的に使わないと意味がないし、使っても効果を実感できる物ってそう多くはないという印象です。
とはいえ、うちのうさぎさんも6歳になり、もうおじさんになってきましたので、気になってはいました。
そんな時、またペレットを買いに行ったら、普段はいないおじさん店員がいて、「おたくは何を飼われているんですか?」と聞かれたので、警戒をしながら「うさぎを少々…」と答えたら、こんな製品があるんです、と見せられたのがアニマストラスでした。なんとおじさんはアニマストラスの手の者だったのです。
そのままアニマストラスの宣伝が始まったのですが、もともと気になっていたので一通り聞いてみました。主に以下のような事を言っていました。
- ハーブが原料なので、人が食べても問題ない安全なサプリである
- どんな動物でも摂取できて、免疫力を高めてくれる
- 毛並みが良くなる
- うさぎのソアホック対策にもなる(うさぎさんの足裏の皮膚炎)
- 整腸の効果が高いので、うさぎならうっ滞予防にもなる
そこで「うっ滞予防!?」と我ながらいい感じの反応をしてしまって、気を良くしたおじさんもノリノリで「ここだけの話ね、これ…獣医さんも使ってるの…」とヒソヒソトーンで話してきました。
なんでもアニマストラスには顆粒と液体があって、予防としては普段のご飯に顆粒のものを混ぜて与えるとよいが、体調が悪くて食べれない時には強制給餌としてシリンジで液体のアニマストラスを与えるとうっ滞中のうさぎさんもすぐに元気になると言うのです。
実際にうっ滞治療として与えている獣医さんもいるとの事です。
そして今なら、通常の顆粒タイプのものを買えば、※液体の方もおまけしてくれると言われ、さらに飲ませるためのシリンジも付けますよ、とステレオタイプなクロージングをかけてきました。
私「えぇー、いいんですかぁ!?」
まんまと買いました。
(※当時の話です。そういう感じでお店を回っていたんでしょうね)
うさぎさんに与えてみた
さて、うちのうさぎさんはグルメです。ちょっとやそっとの味のものは口にしてくれません。
製品がどれだけよかろうが食って頂かなければ意味がありません。
とりあえず普通にご飯に混ぜてみました。顆粒のサイズはペレットと比較してこんな感じです。
(与える量はうさぎの場合、体重5kgまで1gとの事です)
独特な匂いがあって、ハーブっぽいと言えばそうなのですが、私的にはウスターソースの匂いがしました。嗅覚がイカれてるのかも知れません。
公式サイトでは液体の方が匂いが強いとの事です。
そして、実際にうさぎさんが食べたかというと…
食わないでやんす!(泣)
その後もめげずに与え続けたら、ちょっと食べるようになり、今は全部食べてくれるようになりました。量が多いとその分匂いも強くなるからか、多めにあげると食べなかったです。なので、1gもない程度、ほんのちょびっとだけあげると食べてくれました。
慣れてからは少しずつ量を増やして今では完食してくれるようになりました。
これは個体差だと思いますが、もし、なかなか食べてくれないようなら、最初は少なめに与えてみて、食べてくれるようになるまでは挫けず与え続けてください。
私は最初のうちは全然食べないのでまずは2粒だけ入れて、食べているようならもう1粒・・と感じで少しずつ増やしました。
顆粒がどうしてもダメなら、液体をフードに垂らして与えるという方法もあるそうです。
リキッドは犬の場合で5%くらい、猫の場合で20%くらいの割合で口にするのを嫌がり、飲まないペットもいます。アニマストラスを楽しみにするペットがいる反面、酵母独特の香りをうけつけないペットもいるようです。
引用元:日本ビーエフ株式会社
そのようなペットに対して追加開発されたのが顆粒タイプです。このタイプですと香りも抑え目ですので嫌がるペットもさらに少なくなります。
どうしても受け付けない場合には、大好きなフードにかける、お散歩帰りの水にいれるなど工夫をしてみてください。
効果
冒頭でも述べましたが、アニマストラスを与えるようになってからはうっ滞にならず元気に過ごしています。その結果、うっ滞になった時にかかる病院代や飼い主の寝ずの番などがなくなったので個人的には満足しています。何よりうさぎさんが痛い、苦しい思いをせずに済んでいるのが一番ですね!
2年目もうっ滞0ならまたどこかで報告したいと思います。
なお、毛並みについてですが、うちの子は相変わらずふかふかなのでサプリの効果は分かりませんが、もっと歳をとった子なら効果が実感できるのかもしれません。
うっ滞を防ぐには換毛期ならブラッシングや、季節の変わり目ならエアコンやヒーターでの温度調整、ペレットよりもチモシー中心の食生活にするといった基本的なお世話はとても大事ですが、個体差や年齢によってはサプリに頼ってみるのもいいと思いました。
まとめ
以上、ペット用サプリ「アニマストラス」のレビューでした。
犬・猫用のサプリはたくさんありますが、うさぎやその他の小動物用のサプリはそこまで多くないと思いますが、デグーやチンチラなどの小動物になど幅ひろく使えるのはいいですね。
サプリは効果のほどが疑わしいものも多いので、自分はいいと思っても人にお勧めするのは抵抗があるのですが、鬱滞になっていないのは事実ですので、もし、飼い主さんで環境や餌に気をつけているけど、どうしてもうっ滞になってしまう、とお悩みの場合は試してみてはいかがでしょうか。
まずは小さめの20gなら1650円(税込)で買えますので、うさぎさんが食べてくれるか様子見するのがいいでしょう。食べてくれるようになったら100gの方がお得ですよ。